#日本も海外も全て外れた
昨年、OASIS再結成のニュースが流れたとき、目と耳を疑った人(ファン)は多かっただろう。
そして、疑念はすぐに強烈な喜びへと変わったはずだ。
僕もその1人だった。
日本公演のチケットはかなり多めの枚数で応募した。
が、全部ハズレ。
結構な枚数を入れたが全滅。
その前の海外公演も申し込んでいだがこれも全部外れだった。
悔しい。
国内の音楽業界に地道な根回しを秋まで続けてゆこう。
ところで、そんな関係で久々にUKロックを色々聞いている。
OASISの公演で特に聴きたかったのは、「The Masterplan」 と 「I'm Outta Time」。
どちらの曲も、オリジナル録音のサウンドミックスはあまり好きではなく、オフィシャルビデオもいまいちなので、以下2つがいい。
Noel Gallagher's High Flying Birds - The Masterplan (Abbey Road Sessions)
Oasis - I'm Outta Time (Live Wembley, 2008)
チケットが外れたのが残念すぎる。
しかし、UKロックはいい。
USのド派手なだけの興行用音楽に比べてと言う意味だが。
最近は、UKものを色々と聞いている。
The Cureもそのうちのひとつ。
2024/11月に、The Cureの16年ぶりのスタジオ・アルバム『Songs of a Lost World』が出ていた。これがなんと32年ぶりに全英1位を獲得。
イギリス国民の音楽的感性には相変わらず良い意味で驚かされる。
やはり、ビートルズとローリングストーンズとレッドツエッペリンを育てた国だからか。
改めて、このThe Cureのスタジオ・アルバム『Songs of a Lost World』を聞き直したが、ロバートスミスが持つ、もはや伝統芸能レベルの域に達した独自の世界観の中に、キラリと光るセンスが随所にあって良質だ。
The Cure "Alone" from "Songs of a Lost World"
OASIS絡みで、他に良いアーティストも曲もたくさんあって全部書けないが、元The Verveの Richard Ashcroft もずっと好きなアーティストだ。
彼のセンスは素晴らしい。
声質がまた何とも良い。
彼は、OASISのギャラガー兄弟とは仲が良いようだ。
久々に聞き直したのだが、しばらくの間ヘビロテになる。
Richard Ashcroft - They Don't Own Me (Official Video)
The Verveの名曲 "Sonnet"のリマスター版ももちろん素晴らしい。
The Verve - Sonnet (Official Video Remastered)
UKロックはアナログ、非デジタル音楽の王道と言って良い。
生音の良さが沁みる。
#また、デジタルとアナログ
そういえばアナログとデジタルについて、こないだ、AI絡みのブログでもつらつらと書いた。
アナログは、連続で自然。
デジタルは、0と1できっちりと切り分けた非連続(離散的)な値、信号。
デジタル音は、数学的信号に置き換えられたものなので、例えば、相当下手くそなボーカルでも、ボーカルの声をデジタル処理してしまえば、恐ろしく上手いボーカルへと完全に音声データを卓上で補正できるといった利点はある。
余談だが、最近のイケイケなPOPミュージックは大体そうなっているし、その音程や声の伸び方などの修正幅は結構大きい。
デジタル音は、根源的なところで、人間味が減っているように感じる一方、アナログ音の連続変化する周波数、波動、質感、雑音、共鳴音などの中に、何とも言えない人間的な味わいが含まれていると言っていい。
これは、料理で言うと、言葉にし難い不思議な美味しさみたいなものだと思っている。
コンビニの工業製品としてのおむすび(デジタル)と田舎のおばちゃん達が手で握った、地場の名物食材が具材として中に入っている出来立ておにぎり(アナログ)の違いみたいな感じだろうか(笑)
少々苦しい例えなのは、重重分かっているが、個人的にはそう思っている。
田舎のおばちゃん達が手で握る出来立てほやほやのおむすびは、なぜか異様に滋味深く、何とも言えない美味しさがするが、(ただの主観だ)、これらはレシピ通りに正確に作ってもなぜだか同じものは再現しにくい。
これは、その場所の時間帯、温度、湿度、空気、地場の水質、流れる風、調理器具、手触り、手の温度、食材の切り方と切るタイミング、料理中の楽しげな会話、、、などなどの色々な自然な周波数と波動の連続性の要素が共鳴しあって、そういった味になるのだと。
「LIVE」と言っても良い。
しかし一方、コンビニの工業製品おむすびは同じ品質、同じ味わいで、ほぼ完璧に再現され、作ることができる、それを目的として作られている、と言うような趣旨での比較をしているわけだ。
UKロックとおにぎりを比べても仕方ないのだが、UKロックのアナログ感の良さに話を戻すと、つまり、イギリスの風土と人間性などなどによって、その場所でしか生まれない、鳴らすことができない独特な音がぎゅっと詰まっているように感じていて、それが心地よいと言うことだ。US(アメリカ)のカントリーミュージックには独特の空気感があるように。
別に、コンビニのおにぎりがダメと言いたい訳でもなく、不味いと言うわけでもない。
そして、今後のAIの進化によって生まれるDTM系楽曲たちは、コンビニの工業製品おにぎりみたいになっていくと思う。
再現性の高いデジタルアートは、工業製品化してゆくのだ。
誰がどう作ったのか、本当にアーティスト本人が、人間が作ったのか、演奏しているのか、本当に歌っているのか、本当の声かどうか、その見極めはより一層複雑になるだろう。
(後記)UKロックが全てアナログということはありませんが、そのサウンドが持つ特有の強みに焦点を当てて今回はブログを書いています。ちなみに私は、UK も US もアジアンも、デジタルもアナログも、クラシックもフューチャーも良いものは良いで、全方位で音楽は聴いております。
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